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INFORMATION
SUBMISSIONS 募集要項
カテゴリーは問いません。どのようなジャンルの応募も受け付けます。既に公開済みの作品も応募可能です。
現在進行中の作品やプロトタイプも歓迎です。その場合、現在までのプロセスと将来の可能性を評価します。
個人、グループ、企業など制作チームの形態も自由です。
SELECTION CRITERIA 審査基準
YouFabでは革新的で、想像力をかき立て、メッセージ性のあるアイディアに期待しています。
innovative|革新性
扱う素材や関係する存在(人間、動植物、菌類、鉱物、死者など)との深い対話を通じて、
革新的なアイディアを引き出しているか。環境、社会問題、経済、政治など
自身の世界観のみならず社会に繋がる要素を持つ作品を期待しています。
engaging|想像力をかき立てる
今世の中で起こっていることを反映し、今日の世界を理解するために、
あなたがどれだけ人々の想像力を掻き立てるかを期待しています。
どれほど私たちの先入観を取り払い、未来を推測するきっかけになるか。
私たちが社会から独立していると同時につながってもいることを、
あなたのデザインによって人々にどれほど感じてもらえるでしょう?
Message|メッセージ性
アイディアを通してあなたが伝えたいことは何ですか?
背後にあるメッセージをどのように組み込んだのか、
アイディアを通してより良い方へ改善したいルールやシステムはどんなものか。
作品の目的と価値を、社会にどのように届けようとしているのか。
以下が審査基準です
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イノベーティブであるかどうか
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オーディエンスを意識しているか
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体験の質
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テーマの解釈
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“Fab”の精神を持ち、
オープンマインドであるかどうか
THEME 今年のテーマ
誠実にものをつくろうとすればするほど、私たちは、複数の、いや無数のステークホルダーとの関係に巻き込まれることになる。たとえば椅子をつくることを考えてみよう。その椅子の使い手が年老いたおじいさんであるなら、まずはその椅子はおじいさんにとって使い勝手がよく、かつおじいさんの人生に見合った誇り高いものでなくてはならないだろう。しかしおじいさんが娘さんの介護を受けているなら、椅子は娘さんにとって介護しやすいものでなければならないだろうし、椅子が置かれる応接間がおじいさんの親父さんが使っていた部屋なら、その家を建てるのに親父さんがどれだけ苦労したのか、死んだ者の思いも汲まなくてはなるまい。素材の側にも事情がある。その木材は誰がどのような思いで植えた木で、その木のまわりにはどのような鳥や虫、あるいは菌やウイルスがいて、伐採によって彼らはどのような影響を被るのか。輸送にはどのような手段が使われたのか。さらには椅子が使われなくなったとき、それはどのように解体され、あるいは作りなおされるのか。
つまり、ものを作る作業とは、本質的に、人間、動植物、菌類、鉱物、死者などを含む無数のステークホルダーと相談しながら答えを出す作業であり、その意味で毎回が民主主義の実験であると言える。
ところが私たちが慣れ親しんだ大量生産・大量消費の習慣は、こうした無数のステークホルダーとの関係を切断し続け、それが今日の地球規模の環境破壊や富の不均衡につながっている。ならばもう一度、小さなものづくりの現場がもつ、民主主義の可能性を起動させよう。必要なのは単なるテクノロジーの民主化ではない。つくることを通して民主主義をつくりつづけることである。
審査委員長
伊藤亜紗
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長 / リベラルアーツ研究教育院教授
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(2020)受賞。第42回サントリー学芸賞受賞。
JUDGES 審査員
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伊藤 亜紗
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授
伊藤 亜紗
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(2020)受賞。第42回サントリー学芸賞受賞。
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Cascoland
アーティスト、建築家、デザイナー、パフォーマー ネットワーク
Cascoland
アーティスト、建築家、デザイナー、パフォーマー ネットワーク
Cascoland(カスコランド)は、アムステルダムを拠点とするアーティスト、建築家、デザイナー、パフォーマーなどの国際的なネットワーク)。生態学的および社会的に持続可能な社会の発展を目指し、新しいアプローチで公共空間への学際的な関わりを試みる。複数あるプロジェクトは共同代表のFiona de Bell(フィオナ・デ・ベル)とRoel Schoenmakers(ロール・ショーンメーカーズ)によって始められ、アーティストとデザイナーの学際的なチームによって実行される。芸術的な交流とコラボレーションを通じて、人々の参加や組織化、コネクション作りを促している。2004年以降、Cascoland(カスコランド)は、オランダ、南アフリカ、ブラジル、ペルー、メキシコ、ロシア、キルギス、パレスチナ、日本、そしてヨーロッパでプロジェクトを実施。
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Kampire Bahana
DJ / Nyege Nyege collective
Kampire Bahana
DJ / Nyege Nyege collective
東アフリカにおけるアップカミングなDJの1人であり、ウガンダ・カンパラをベースとするコレクティブ、Nyege Nyegeのコアメンバー。エネルギーに満ち溢れる、重低音を駆使したDJセットで世界中のクラブやフェスティバルから出演依頼が絶えない。
Mixmagによる「2018年にブレイクしたDJトップテン」の1人にも選ばれており、彼女のDJミックスはResident Advisor, Dekmantel and Fact Magazineなどでも取り上げられ、Pitchfork & Fact’sによる年末の2019年のベストミックスにも選ばれた。また、彼女のRinse FMにおけるレジデンシーは、Hibotep, Faizal Mostrixx & Catu Diosisなど東アフリカのDJやアーティストへの注目度の高まるきっかけとなった。 -
塚田 有那
編集者、キュレーター
塚田 有那
編集者、キュレーター
編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張するプラットフォーム「一般社団法人Whole Universe」代表。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。11年、ロサンゼルス開催「Little Tokyo Design Week」のコーディネートを担当、同年、第15回文化庁メディア芸術祭事務局に従事。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。同年より、「超ひも理論知覚化プロジェクト」などを推進するMIMIR Projectを始動。16年より、サウンドアーティストevalaによる「See by Your Ears」のディレクターとして様々な音と都市のプロジェクトを展開。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)ほか、執筆歴多数。編集著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』』(ビー・エヌ・エヌ新社)など。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。
PRIZE
THRONE©️Kohei Nawa
名和晃平 (なわこうへい)
彫刻家、SANDWICHディレクター
1975年大阪生まれ、京都を拠点に活動。
2009年クリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」設立。
Website:http://kohei-nawa.net/?ja
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グランプリ
トロフィー / 賞金 2000 USD -
準グランプリ
トロフィー / 賞金 1000 USD -
学生部門賞
賞状 / 賞金 500 USD -
入賞
賞状
SPECIAL PRIZE
Panasonic
PRIZE
YouFab2021 特別賞「Panasonic賞」では
「Democratic experiment(s)」をテーマに、社会やくらしをより良くする作品を募集します。
SCHEDULE スケジュール
- 募集期間
- 2021年8月1日(日)〜 2021年10月31日(日)12:00 (日本時間正午)
- 一次審査結果発表
- 2021年12月中旬予定
- 最終審査結果発表
- 2022年1月上旬予定
- 授賞式 / 展示会
- 2022年2月上旬予定
HOW TO SUBMIT 応募方法について
応募に必要なもの
1
作品の写真 ※必須
メイン写真 1枚 ※必須
サブ写真 2 枚まで ※任意
※画像形式: JPEG、GIF、PNG
※画像は、1枚あたり10MBあたりが目安です
2
作品紹介動画URL (5分以内) ※任意
必須ではありませんが、紹介動画の提出を推奨します。
動画を非公開にする場合、閲覧に必要なパスワードも併せて記⼊してください。
3
作品の説明テキスト ※任意
作品のコンセプト、作品を作った理由、制作プロセスなどを説明してください。
応募時の言語について
審査会は英語で行われますので英語での提出が基本となります。
日本語が基本言語の方は日本語と英語の併記でご提出ください。
フォームの送信の際の注意点
応募フォームにアクセスしたまま、長時間たつとセッションが切れてしまう場合があります。
応募フォームに登録したい内容を一度ローカルに保存して、フォームを送信することをおすすめします。
応募写真の公開について
応募作品のメイン写真は、AWRDに作品をアプライしたと同時に本サイト内で公開されます。