Category : GENERAL
By VOLLY project (日本)
VOLLYは、子供たちが自分の声を吹き込み(録音し)、振ったり、転がしたりすると、内蔵された動態認識機能(振動、回転などを読み取る機能)によって、音声が変化する新感覚のボール型”フィジタル”ガジェットです。
フィジタル(Phigital)とは、フィジカル(Physical)とデジタル(Digital)を組み合わせた造語で、子供がデジタルを使うのが当たり前の時代に、アナログな体を動かす良さも大切にしたいという思いから生まれました。
このVOLLYを使って生まれたプログラム『おばけのボーリーと魔王の城』はモニターに映し出されるストーリーに合わせて、魔王から世界を取り戻すために、周りの子供と協力しながら自分の感情を声に出したり、相手に伝えたりすることの大切さに気づくことができます。また、『コロコロエレクトロニカ』は、VOLLYを転がすフィールドに組み替え可能なブロックを使ってコースを作り、転がすと転がり方によって奏でる音色が変化し、ブロックを組み替えるだけで音楽を生み出すことができるプログラムです。
子供たちは、「声」「音」を通して、声に出してコミュニケーションすることの大切さを学んだり、楽譜や楽器が弾けなくても音楽そのものを楽しんで表現することができます。
http://kidstone.net/volly/
企画・仕様設計後、CADを使って3Dモデリングデータ制作。その後、3Dプリンターを使ってシリコン型を作成し、注型品を量産しました。また、VOLLYの顔のパーツシールはレーザーカッターを利用して作成しました。
Kyle Li
Kyle Li
シンプルで、遊び心に富んでいる。カスタマイズができて、インタラクティブ。物語があり、コラボレーションもできる。VOLLYは、子供たちが夢中になれる遊びの体験をデザインする上で、重要な特性をたくさん持っています。動画では、最初にカスタマイズするところから、激しいボス戦まで、一連の遊び方を観ることができました。Fabプロジェクトとしては、VOLLYで使われているテクノロジーにインスピレーションを受けたかったので、テクノロジーに関するドキュメントをもっと見たかったです。