「ボディトーク」は、二つの身体の心拍を同期式の光信号へと変換するインスタレーションである。 この装置ではセンサーと座席を鏡面に設置し、2人の個人をお互いに向かい合うように座らせ、その間に光る電球を置く。 参加者は椅子に座った状態で腕を緑の光につながる線の上に置き、指先は脈拍センサーの上に置かれる。 このようにお互いに手を近く配置することで、参加者同士には触れ合わずして非日常的な近さを感じるだろう。 自らの心拍を他人にさらすことは、深い情報を共有しているとも言える。 通常、他人の心拍を感じる時、身体的に密接な状況で、触覚を通じる必要がある。 このインタラクティブな作品に参加すると、電球の光によって自分の心拍シグナルを他人が観察し、また自分自身で見ることができる。 相手と顔を突き合わせてそれを露わにすることを意識していると、自分の脈拍を刺激する結果になるかもしれない。
FINALIST
Bodytalk
Nathalie Gebert
Concept