REPORTS
YouFab2020 受賞作品発表!
185点の応募作品の中から今年のテーマ「Contactless (by default)」
を体現する12の作品を選出、グランプリ他各賞発表 !
- Key Visual:
- Baku Hashimoto
- Graphic Design:
- SHA inc
NEWS
YouFab Global Creative Awards 2020 授賞式開催
今回のYouFabでは、コンタクトレスがデフォルトとなった世界において、
どうやってその環境のなかに、人間性、身体性、あるいは「リアルな体験」を設計・デザインしうるのか、
というところに焦点をあててみることにしたい。
それは新しいテクノロジーやシステムの提案であっても良いだろうし、
新しい行動様式の提案であってもよい。
対象となるものも、家だろうが、学校だろうが、オフィスだろうが、商業施設だろうが、
服だろうが、乗り物だろうが、食べ物や食卓だろうが、
イベントやフェスやデートや葬式だろうが、なんでも構わない。
MESSAGE FROM
CHIEF JUDGE
JUDGES
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若林恵
審査委員長
編集者若林恵
審査委員長
編集者1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)。
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Kampire Bahana
DJ / Nyege Nyege collective
Kampire Bahana
DJ / Nyege Nyege collective
東アフリカにおけるアップカミングなDJの1人であり、ウガンダ・カンパラをベースとするコレクティブ、Nyege Nyegeのコアメンバー。エネルギーに満ち溢れる、重低音を駆使したDJセットで世界中のクラブやフェスティバルから出演依頼が絶えない。
Mixmagによる「2018年にブレイクしたDJトップテン」の1人にも選ばれており、彼女のDJミックスはResident Advisor, Dekmantel and Fact Magazineなどでも取り上げられ、Pitchfork & Fact’sによる年末の2019年のベストミックスにも選ばれた。また、彼女のRinse FMにおけるレジデンシーは、Hibotep, Faizal Mostrixx & Catu Diosisなど東アフリカのDJやアーティストへの注目度の高まるきっかけとなった。
【審査員メッセージ】
DJ、ライター、アーティスト、オーガナイザーなどさまざまな分野で横断的に活動している人間として、既存のジャンルや分野などの枠組みに挑戦する、野心的な作品を見るのを心待ちにしています。そして近現代の西洋科学が大きな影響力を持つ「テクノロジー」に対して、自分自身の新たな定義を探ることに挑戦してほしいと思います。クリエイターたちがどのような「答え」を出すのか、今から非常に楽しみにしています。
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Steve Tidball
vollebak CEO / 共同創業者
Steve Tidball
vollebak CEO / 共同創業者
2016年に双子の兄弟ニックと共に創業したVollebakのCEOを務める。過去4年間で、TIME誌、Fast Company誌、WIRED誌のイノベーションアワードを受賞したVollebakは、その未来へ向けた抜本的な取り組みから、Tesla社やelBulliと比較されるブランドへと成長。Vollebak創設前には、広告業界での15年間のキャリアで、TBWA\LondonのクリエイティブディレクターとしてAdidasの「the D Rose Jump」を手がけたり、Airbnbの「Floating House」をデザインし、数々のアワードを受賞した。アクションスポーツ愛好家でもある。
【審査員メッセージ】
1日にソーシャルメディアの投稿を閲覧するためにスクロールする距離の長さは、平均的な人であっても合計すると自由の女神の高さに匹敵すると言われています。
そしてここ数十年で、新しい情報が人の目に留まる時間はますます短くなり、分単位からコンマ何秒の世界へと変わりました。
このような状況の中でのクリエイティブの役割とは、スクロールする手を止めさせ、情報過多の頭の中に存在感を残すものを提供することであり、それは同時に、人々がいままでにまったく見たことのないものでなければなりません。
審査員として、ジャンルを問わずそのような種類の「新しさ」を見せてくれる作品に出会えることを期待しています。 -
小川さやか
立命館大学先端総合学術研究科教授
文化人類学者小川さやか
立命館大学先端総合学術研究科教授
文化人類学者1978年、愛知県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士一貫制課程指導認定退学。博士(地域研究)。タンザニアの路上商人の商慣行や香港のアングラ経済の研究を続けている。主著に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年)で第33回サントリー学芸賞受賞。『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年)で第8回河合隼雄学芸賞および第51回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。その他『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)など。
【審査委員メッセージ】
新型コロナ禍で、既存のシステムや制度のほころびが至るところで顕現している。私たち自身の力で自生的かつ自律的にオルタナティヴな世界を創造することがますます重要になっている。具体的な課題への挑戦や個別のアイデアの中に、人類の営みに関わる「普遍的な問い」へのオリジナルな解、オリジナルな思想が込められた作品。そんな作品に出会えることを期待している。
YouFab2020 特別賞「NewHere賞」ではYouFab2020のテーマ「Contactless (by default)」を前提とした
「移動の可能性(New Mobility)」をテーマに作品を募集します。
ABOUT YouFab
YouFabは、2012年にFabCafeに集うクリエイター向けのコンテストとしてスタートしたアワードです。
クリエイターと社会が繋がるグローバルなプラットフォームを目指しています。
YouFabでは環境、社会、経済、政治など、現在私たちの世界で
実際に起きている要素とデザインの力が交差する作品に注目しています。
今ある常識に挑戦する、世界中のクリエーターを対象とし、好奇心や想像力を刺激するような、
“ハックされた”新しいアイデアに期待しています。
PAST AWARDS
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