26カ国から227作品のご応募をいただきました
受賞作品20作品を発表します

受賞作品を見る

NEWSYouFab Global Creative Awards 2017 授賞式レポート（後編）

「デジタルとフィジカルを横断し、結合する創造性 = Fab (ファブ）」。
YouFabは、デジタルとフィジカルなものづくりの高度な連携によって生まれる
クリエーション・発明を評価し、贈賞するアワードです。
常識に挑む。常識に抗する。常識をHackする。
そんなスピリットに溢れた挑戦に、YouFabは強く期待します。

YouFabについて

2017 RESULTS

2017年8月1日-10月31日まで募集が行われた
YouFab Global Creative Awards の受賞作品を発表！
26カ国、総計 227作より選ばれた、20の受賞作をご覧ください

Regenerative Reliquary

Amy Karle

Grand Prize

Minima | Maxima

MARC FORNES / THEVERYMANY

First Prize

Spring-Pen

田中賢吾

STUDENT
AWARD

3D Weaver

Oluwaseyi Sosanya /Sosa Fresh

GENERAL
AWARD

The Third Thumb

Dani Clode

HAPTIC DESIGN
AWARD

全ての受賞作品を見る

2017OUTLINE

ROCK IT!

デジタルとフィジカルの境を軽やかに越える、
挑戦を募集します。

SUBMISSIONS

プロダクト、アート、建築から、パフォーマンスアートやワークショップなどのプロジェクトまで、デジタルとフィジカルなものづくりの連携から生まれた実験や活動、作品が対象です。
企画書、設計図などの構想段階ではなく、デジタル工作機械などを使い、具体物として完成していること、実施されていること、運用されていることがエントリー条件です。
すでに発表済みの作品も応募可能です。

募集詳細

JUDGES

田中浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授
SFCソーシャルファブリケーションラボ代表

田中浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授
SFCソーシャルファブリケーションラボ代表

東アジア初のファブラボを2011年に鎌倉に設立したことを基点に、デジタルファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」の両面から研究。近年は、総務省はじめ政府委員を多数歴任し、地方創生等の政策提言にもかかわっている。慶應義塾大学では「ファブキャンパス委員会」の委員長を務める（http://fabcampus.sfc.keio.ac.jp）。専門は、3D-CAD/CAE/CAMおよびデザインエンジニアリング。博士(工学)。Fab Lab Japan Founder、および Fab Lab Asia Foundationボードメンバー。

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Mitchell Joachim

Terreform ONE 共同創設者
ニューヨーク大学准教授

Mitchell Joachim

Terreform ONE 共同創設者
ニューヨーク大学准教授

フランク・ゲーリーおよびI.M.ペイの事務所の建築家として活躍後、フルブライト奨学金やTED、およびMITのMartin Society for Sustainabilityのフェローシップを獲得。WIRED誌によって「スマートリスト」に選ばれるとともに、ローリングストーン誌によって「アメリカを変革している100人の人々」に選ばれた。また、アーキテクトR&D賞、国際建築賞第1位、MITスマートシティカーによるTime Magazineの最優秀発明賞など数多くの賞を受賞。共著に「XXL-XS:New Directions in Ecological Design」、「Super Cells:Building with Biology」などがある。彼の作品は、ニューヨーク近代美術館およびベニス・ビエンナーレで展示されている。マサチューセッツ工科大学博士号、コロンビア大学建築学修士号、ハーバード大学都市計画学修士号修了。

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Cleo Huet

デザイナー
Haute Ecole des Arts du Rhin 教授

Cleo Huet

デザイナー
Haute Ecole des Arts du Rhin 教授

フランスのFab Lab AV.labの共同創設者、Haute Ecole des Arts du Rhin (HEAR)教授。デザイナーアトリエBAH共同体内で展開される彼女の作品は、職人の技の領域とデジタル工作技術の融合の可能性を探究している。

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Julia Cassim

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab. 特任教授

Julia Cassim

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab. 特任教授

1984年から1999年まで、ジャパンタイムズ紙のアートコラムニスト。2000年から2014年まで、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのヘレン・ハムリン研究センターにおいて、影響力のある「Challenge Workshops」プログラムを実施するなど、インクルーシブデザインに関する第一人者として、技術・知識の共有を目的としたワークショップを多数企画・運営。2010年には、「デザインウィーク」が実施する「デザインの世界に最も影響を与えた50人」に選ばれた。2014年5月には、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab－デザインの革新を目指す分野横断のデザインセンター－立上げ担当の特任教授に就任。最近のプロジェクトで科学とデザインを融合させたものが2016年オランダデザイン賞を受賞。

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福原志保

アーティスト
BCL 共同創設者、Poiesis Labs CEO

福原志保

アーティスト
BCL 共同創設者、Poiesis Labs CEO

2001年ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ卒業、2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了。2004年ゲオアグ・トレメルとアーティスティック・リサーチ・フレームワーク「bcl」を結成。以後、特にバイオテクノロジーの発展が与える社会へのインパクトや、水環境問題について焦点を当てている。また、それらにクリティカルに介し、閉ざされたテクノロジーを人々に開いていくことをミッションとしている。ポイエーシスラボ代表。Google ATAP Project Jacquard テキスタイル開発兼クリエイティブイノベーションリード。

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AWARDS

グランプリ
トロフィー / 賞金 1000 USD
準グランプリ
トロフィー / 賞金 500 USD
学生部門賞
賞状 / 賞金300 USD
一般部門賞
賞状 / 賞金300 USD
特別賞 HAPTIC DESIGN賞
賞状 / 1000 USD
入賞
賞状

応募方法について

SPECIAL PRIZE

YouFab2017では、HAPTIC DESIGN PROJECTによる特別賞「HAPTIC DESIGN賞」を設けます。
「触覚（HAPTIC）」に通じる作品をお持ちの方は、通常応募と同時に、特別賞への応募を行うことができます。

VRテクノロジーや素材技術などの発展により、今注目が高まっている「HAPTIC DESIGN」。
触覚にフォーカスした触れるデザイン、身体を通じて自己と世界を繋ぐデザインを指します。

HAPTIC DESIGN賞は、世界中から身体感覚に訴えるクリエイティブ作品を募集します。

特別賞の詳しい説明はこちら

MESSAGES

YouFabに注目する各界の有識者の皆さんから、
激励のメッセージを紹介します！

Jun Ong

Light Artist, Architect

Jun Ong

Light Artist, Architect

建築家として、また光のアーティストとして、私は絶えずアイデアの模型をより小さな縮尺で制作する方法について判断しています。デジタルファブリケーションは、短い時間で様々な材料を使ってテストや実験を行うことを可能にしてくれます。デジタルファブリケーションがいろいろな産業と出会い、ユーザーにとってより使いやすいものになっていくならば、その応用のポテンシャルは大きなものであると思います。YouFabはデジタルファブリケーションの可能性に新たな展望と挑戦をもたらすものになることでしょう。

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福田敏也

YouFab Chairman

福田敏也

YouFab Chairman

Rock it ! YouFabの過去の受賞作などを見て、その傾向とか対策とか考えてはいけません。ぶち壊してください。挑戦してください。多少危うくとも、そのジャンプの大胆さを応援したい！

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Ori Elisar

バイオデザイナー

Ori Elisar

バイオデザイナー

私たちは素晴らしい時代を生きています。デザイナーはこれまでになかった手法やツールを用いることができます。コンピュータで解析ツールや高解像度デザインツールを使って非常に複雑な構造を作ることが可能であり、合成生物学さえ可能なのです。さまざまなツールや製品を使い、素材の持ち味をそのまま崩さずに加工・操作できます。大自然にアドバイスを求め、インスピレーションを請い、ほかにはないインサイトと表現を実現してください。YouFabはあなたの声を大きく反響させるパーフェクトなプラットフォームであり、全世界をクリエイティブな着想で包み込みます。

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Kevin McNally

建築家

Kevin McNally

建築家

創造できるという事は贈物であり、人々を教育し創作活動に興味を起こさせる事はクリエイターに課された義務です。私たちは美しい物を生み出す精神のためだけではなく、私たちの社会における吃緊の課題のために活動すべきです。近年、こういった活動は新しいテクノロジーの拡大により今までに無く容易に行うことができるようになりました。I fab, you fab, we fab!

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Pieter van Boheemen

Waag Society, プログラムマネージャー

Pieter van Boheemen

Waag Society, プログラムマネージャー

科学技術は私たちの生活のあらゆる側面に影響を与えています。文字通り私たちの身体を定義するDNA繊維までです。しかし多くの人には、それらに影響を与える機会と自信がありません。バイオハッカーとして、私たちはこれらの障壁を低くし、私たちが作り出している世界が本当に生きたい世界であることを保証する能力が必要です。

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Achilleas Xydis

建築家、プログラマー、スイス連邦工科大学チューリッヒ校研究員

Achilleas Xydis

建築家、プログラマー、スイス連邦工科大学チューリッヒ校研究員

我々がCADプログラム使い始める前は、所定の縮尺で紙の上であらゆる物を設計し、縮尺での複製をし、実寸で製作するために縮尺での読み込まなければいけませんでした。製作に使用される道具の知識のほとんどは、建築業者、職人または技術者のもとにありました。
現在では、デジタル・ファブリケーションを使用することで、印刷と縮尺での読み取りが不要になりました。設計から実寸での製造に直接移行すること。設計と製作との間のこの直接的な関係により、設計者は建築プロセスで使用されている道具の能力を知っておく事がより重要になってきています。

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Cecilia Raspanti

Waag Society, テキスタイルラボ・アムステルダム共同設立者

Cecilia Raspanti

Waag Society, テキスタイルラボ・アムステルダム共同設立者

デジタル・ファブリケーションと様々な分野での知識の公開は、私たちが創造し、オルタナティブを探し、イノベーションを起こすやり方に変化をもたらし続けてきました。
こういったテクノロジーの民主化は私たちの心をオープンなものにし、何百人もの人々のクリエイティビティを解放しました。過去に行われた選択のすべてに疑問を投げかけることが、私たちを日々新しい発見へと導いてくれます。

YouFabのような学際的なコミュニティがあって初めて魔法が起こるのです。ワールドワイドなコネクションをつくりだすことで私たちの潜在能力を強め、手を取り合って、次の変化へとより速く近づいていくという魔法が。

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東俊一郎

モンテレイ大学インテリアデザイン学科教授 / 千葉大学客員研究員

東俊一郎

モンテレイ大学インテリアデザイン学科教授 / 千葉大学客員研究員

メキシコで教鞭を執り、両国を横断するプロジェクトに日々携わっています。そんな中で強く感じるのは、コミュニケーション効率を飛躍させたデジタルの素晴らしさと、モノ・ヒトの手触りや温もりで感じられるフィジカルの重要さ。いずれも、異なる背景を持つ人達の壁を越え、新たなものを生み出すためには不可欠です。Fabの理念「デジタルとフィジカルを横断し、結合する創造性」を発揮し、世界のあらゆる壁を打ち破る”Rock”な作品を楽しみにしています！

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早津毅

ハヤツアーキテクツ代表、英国キングストン大学教員、セントラルセントマーチンズ講師

早津毅

ハヤツアーキテクツ代表、英国キングストン大学教員、セントラルセントマーチンズ講師

クラフツの語源はドイツ語で小さな手漕ぎボート。ボートを上手に漕ぐ力や技術、またひいてはボート自体を作る能力など、優れた手法を修得し駆使した人やその人によってできたものに与えられる表現として発達しました。デジタルテクノロジーが人のものを作る能力を格段に進化させていることに疑う余地はありませんが、コンピュータ偏重で実際のものや素材の持っている特性、またそのものの置かれている環境などを忘れがちになっているように感じるのは私だけでしょうか？YouFabの理念である『デジタル(情報世界)とフィジカル（物質世界）を横断し、結合する創造性』に賛同します。どちらの世界も分け隔てなく横断できる新しいボートの漕ぎ手の誕生に期待しています。

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Georg Tremmel

BCL アーティスト、東京大学医科学研究所研究員、BioClub 創立者

Georg Tremmel

BCL アーティスト、東京大学医科学研究所研究員、BioClub 創立者

私たちはみな、20世紀がコンピューターの世紀であり、21世紀が生物学の世紀になるということを知っています。分析科学から総合科学への変化は、合成生物学にとって既存の価値基準を打ち砕く潜在性を生み出しました。それゆえ私は、アーティストとその他のクリエイティブな人たちが、生物学の基礎を理解し、社会倫理的課題に関与し、批判的で競合可能な作品を生み出すことを求めています。そして結果的に、道徳的ジレンマに陥ったり、いろいろ考えさせるような疑問が投げかけられたり、潜在力のある生物学の将来像が提示されたりするかもしれないのです。

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高須正和

Maker Fair Singapore委員/チームラボ株式会社カタリスト

高須正和

Maker Fair Singapore委員/チームラボ株式会社カタリスト

インターネットによる情報革命が、物質的な世界まで含めて革新していく流れをメイカームーブメントと呼ぶ。情報革命の中で生まれるイノベーションは、研究機関や企業などの大組織よりもコミュニティ発のものが多く、成果が数値に表れるものよりも非言語的で感覚的なものが多い。既存のビジネスも新しい時代にあわせて変化しつつある。

メイカーの役割を整理すると以下の3つになる。
プロトタイプ＝自分のアイデアを形にする
プロデュース＝自分のアイデアを、他人から見てどうなるか位置づける
プロモーション＝自分のアイデアに他人を巻き込み「自分たちのプロジェクト」にする

今回のYouFabから「みんなのもの」になるプロジェクトが生まれることを期待しています。

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Nick Bruscia

Clinical Assistant Professor, University at Buffalo, Department of Architecture

Nick Bruscia

Clinical Assistant Professor, University at Buffalo, Department of Architecture

デジタルファブリケーションは、長年にわたって製作には不可欠な役割をになってきましたが、最近では、デザインプロセスにおいても重要な役割を果たしています。どのようなスケールの物体をつくる際にも関係してくるデジタルモデリングの技術と、デジタルファブリケーションは、切っても切れない関係にあります。デザインするときと、実際に作るときに必要なスキルは関係しあっており、その関係性は、最終成果物という形でアウトプットになるのです。
YouFabは、あなたの才能とスキルをグローバルに知らしめる大きな機会になるでしょう。

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Interfering Floating Bodies

時代に合わせて、Fabの定義は常に変化していきます。これはFabなのか？という疑問が湧いたとしても、是非応募してみることをオススメします。それぞれが考えるFabの定義が今後のYouFabをさらに幅広く、面白いものにしてくれると思います。今年も一緒に盛り上げていきましょう！

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Keisuke Shimakage

株式会社 OTON GLASS 代表取締役

Keisuke Shimakage

株式会社 OTON GLASS 代表取締役

デジタルファブリケーションとは縄文土器でロックンロールです。全ての利害関係を切り離し、自分自身の欲望に正面から向き合い、今自分の周りにある技術や仲間と共に、その未来を具現化してしまう。これがデジタルファブリケーションが僕たちに与えてくれた新たな市民権であり、YouFabはそれを評価してくれる唯一無二のアワードです。ぜひあなたのファブをご応募ください！

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福原志保

アーティスト、BCL 共同創設者、Poiesis Labs CEO

福原志保

アーティスト、BCL 共同創設者、Poiesis Labs CEO

閉ざされたテクノロジーを人々に開いていくことを自らのミッションとして、バイオテクノロジーの発展がもたらす社会へのインパクトをテーマに活動をおこなってきました。いま周りをみると、科学者以外の人々がアクセスできるラボやイベントが増え、バイオテクノロジーがしだいにオープンなものからパブリックなものへ進化してきていると感じています。このような「オープン・パブリック・バイオ」と、Fabが理想とする「すべてのひとの手にものづくりを」というビジョンが共振する・・・このYouFabでびっくりするような実践と出会えることを期待しています。

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Julia Cassim

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab. 特任教授

Julia Cassim

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab. 特任教授

デジタル時代以前は、スケッチや寸法測定、プロトタイピングの繰り返しなど、デザインは物理的領域で行われる活動であり、コンピュータ画面に限られた活動ではありませんでした。今、洗練されたソフトウェアの台頭により、概念を視覚化し、発展させる無数の新しい方法が開かれ、デザインに測りきれない利益をもたらしています。しかし、デジタル時代には、作りながらアイディアを得る機会の喪失や、物理的実験の重要性が低下したために、デザイナーが自信を失ってしまう、といった負の影響も見られます。デジタル工作は、成功するデザインに不可欠であるユーザーの期待に応えながら何度もプロトタイピングを行う工程などにより、デザイナーとこれからのメーカーたちの関心と自信を回復させました。

Photo by Petr Krejc

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Cleo Huet

デザイナー、Haute Ecole des Arts du Rhin (HEAR) 教授

Cleo Huet

デザイナー、Haute Ecole des Arts du Rhin (HEAR) 教授

デジタルものづくりは、発見と革新をもたらす新しい領域を開拓し、新たな可能性に満ちた社会をつくりだします。また、アイデアからプロジェクトの完成までの過程を短縮するとともに、そのコンセプトを加速度的に拡大させることができます。YouFab Global Creative Awardsに参加し、最先端の研究に触れ、未来をともに築くためのビジョンを楽しみましょう。

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Mitchell Joachim

Terreform ONE 共同創立者、Professor NYU

Mitchell Joachim

Terreform ONE 共同創立者、Professor NYU

いつでも命を注いで、命のためにデザインして下さい。世界は環境危機の最中にあり、私たちは革新的な方法で前に進む必要があります。新進気鋭のラディカルなデザイナーや発明家、メーカーこそが、大規模な変革を示すために私達が生きるグローバル社会にとっては不可欠な人材です。人と地球の両方にとって有益な、本物の革命とはどんなものかを示してくれることを期待します。

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田中浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授、SFCソーシャルファブリケーションラボ代表

田中浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授、SFCソーシャルファブリケーションラボ代表

3Dプリンタやレーザーカッターを使うことがFABなのではありません。FABとは、デジタルとフィジカルをつなぐこと、ユーザーとメイカーをつなぐこと、過去と未来をつなぐこと、ローカルとグローバルをつなぐことなど、世界じゅうのあらゆる場所で、現代もっとも求められている、難しくて新しくてやりがいのある挑戦を続けることです。今年は「Rock」がテーマですから、特に「現場感」や「臨場感」の溢れる生の作品や実践を期待しています。

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