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By Sound of TapBoard プロジェクト（日本）
タップダンスは、タップシューズとともに成熟してきたダンスであり、音楽です。もしタップシューズの音が違うものであったら、タップダンスはどのような表現になっていたのでしょうか。このような仮説から「音」に着眼し、タップダンスをハックしました。
この装置は、タップを踏むとさまざまな音を奏でるタップボードです。タップの音を楽器・電子音・機械音・動物の声などに変化させます。タップの音が変わることにより、ダンス表現に変化をもたらせました。例えば蝿の音では、タップダンサーのダンスは優雅でなめらかになり、電子音では、素早くキレのあるものになります。これにより、タップダンサーの表現領域を広げることができました。
http://tap-board.nezihiko.com/
レーザーカッター。タップボードの木工製作に使用しました。主に、タップボードとスピーカーを一体化させるために、使っています。
齋藤 精一
齋藤 精一
この作品は、タップダンスを分かりやすく、１つの楽器のように使用した作品です。タップダンスとは縁が遠かった老若男女も気軽に体験することができます。タップダンスを見るだけでなく、体験するきっかけを与えるという、この作品が持つ多面的な価値が素晴らしいと思いました。本作が生まれたのはハッカソンですが、短時間で非常にクオリティの高い作品を作った点にも驚きました。既存のモノに疑問を感じ、更に向上できる可能性を信じることで、タップダンスをハックできたのだと思います。これからもこの姿勢で続けてほしいと思います。
