FINALIST

Light Play

Robot Army(アメリカ)

Category : BEYOND
By Robot Army(アメリカ)

Light Play

『Light Play』は、3Dプリンターで作られた84本の三角形のロボットアームから成るアートインスタレーション。鮮やかな黄色のフィラメントで作られたロボットアームの先端には、カラーLEDを取り付けた。ロボットは複雑な動きをしたり、光のパターンを作り出すほか、ユーザーの動きに合わせて体の一部のように動く。ロボット同士は、DMXシリアルプロトコルによって繋がれており、Kinect、Leap Motionなど、様々な入力センサーでコントロールが可能である。本作は、人々がロボットと触れ合う時に、機械の子分を操作する感覚を味わえるように作られた。

本プロジェクトは、コンセプトから完成に至るまで、サラ・ペクタスとマーク・コークの二人が行った。初めは、サラが描いたイラストだけだったが、ついに実際に動くロボットを作ることができた。Kickstarter(キックスターター)でデザインを配布、資金調達を行ってロボットを大量生産した。本プロジェクトでは、常にロボットのインタラクティビティを上げる試みをしており、常に進化している。

http://lightplay.zoness.com

制作プロセスと使用機材について

プロトタイプと実際のパーツ作りには、3Dプリンターを使用した。
デュアルエクストルーダー式のReplicatorとReplicator2を使用し、25キロのフィラメントを使い、4000近くの部品をプリントして作品は完成した。ロボットを設置するプラスチックの台座や、ロボットの中に設置した透明なアクリル板などロボットを支える構造体には、2kwの工業用レーザーカッターを使用した。ロボットの動きや、全体の連携をコントロールする回路は、EagleCADでデザインし、オレゴン州ポートランドにあるOSH Parkで回路を製作した。

最初のプロトタイプは、プラスチックのタッパー、ハンガー、段ボール、ダクトテープなどを使った。3Dプリンターの使い方を覚えていくうちに今のようなデザインに進化した。

メンバー

creator and hardware designer
Sarah Petkus
electronics and software designer
Mark Koch

JUDGES, COMMENTS

  • 田中浩也

    田中浩也

    田中浩也
    慶應義塾大学SFC准教授、FabLabJapan発起人

    ロボットを大量につくっており、その動きもチャーミングで面白い。量をつくるための設計も洗練されている。

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