FINALIST

Brumascope

Arthur Baude(フランス)

Category : ART
By Arthur Baude(フランス)

Brumascope

『Brumascope』は、その名の通り、霧に映像を映し出すマシンです。霧は音楽や映像に合わせて濃くなったり薄くなったり変化します。霧を映し出すスクリーンは、小さなシアターのように正面から見る必要があります。アルファベットの形にも見える抽象的な映像が、空中に映し出されます。

http://arthurbaude.com/installation-experimental/Brumascope

制作プロセスと使用機材について

この作品は芸術作品でありながら、機械のように動きます。パリ初のFabLabであるPetit FabLab de Parisで製作しました。Illustatorsでデザインし、レーザーカッターで切り出しています。レーザーカッターを使うことで、構造を思い通りに作り、霧のための小さな穴をあけることができました。他の部分は、PVCパイプ、水槽のポンプやパイプ、霧をつくる機械やはちみつの瓶など、日用品をハックしています。動作はArduino Unoとリレーモジュールで制御しています。

JUDGES, COMMENTS

  • 四方幸子

    四方幸子

    四方幸子
    クリエイティヴキュレーター

    霧を発生させた細長い空間にプロジェクターから抽象的な映像を投影することで、刻々と変化する複雑な霧のパターンを浮上させる作品。見るだけでなく「触ることができる」、とあるが、触覚性については不明。プロジェクションを気体に行う作品は空間内や屋外の環境の中で60年代から存在しており、本作が作品として特段突出しているわけではないが、Fabで実現したことは素晴らしい。音について:作品に付随するものかクリップ用のBGMなのかは不明だが、大迎でドラマティックな感あり。

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